Beads Collar Necklace

15世紀以前より続く、アンデス山脈の緑深い奥地に暮らす少数部族がいます。 永きに渡り彼らの中で 門外不出の技法や知識をもって継承されてきたビーズアクセサリー「チャキーラ」は、古より身につける人の身を守ってくれる、と信じられてきました。

古くは、植物の実や豆、動物の骨などを用いて作られていたアクセサリーですが、植民地時代にスペイン人によりもちこまれた
ヨーロッパスタイルのビーズと融合することで、部族特有の
美しいデザインへと進化をし、現代に継承されています。

精緻な紋様や個性的な色遣いは全て、自然界に宿る精霊との繋がりを意味しています。例えば、“菱形”モチーフは季節の移り変わり、“丸型”モチーフは融合を、そして“白色”は平和、“黄色”は喜びなどを表しています。部族の文化や伝統を踏まえた彼らのチャキーラには、母なる大地や自然界への強いリスペクトが、込められています。

武力紛争の影響や、貧困、外界からもたらされる伝染病などにより一時は部族の存続や文化の継承の危機に瀕したこともあるチャキーラ。その技術の高さや、独創的で美しいクリエイティビティにより、近年は注目が高まり、ハリウッドを中心に多くのデザイナーや著名人によってファッションに取り入れられています。

美しい柄とポップな色遣い、目を見張るほどに精緻に編み込まれた立体的なデザインが特徴的な、enlaceのカラーネックレス。ネックレスとして素肌にエスニックなアクセントを加えたり、Tシャツやニット、ワンピースに重ねて、オリジナルのカラーやデザインとしてのコーディネートも楽しめます。自分らしいスタイリングで、毎日を彩って。

Bag

グラン コロンビア、現在のベネズエラとコロンビアにまたがるグアヒラ地区で、伝統的な暮らしを守る先住民族ワユー。古代より「太陽」「砂」そして「風」の民として知られてきました。

スペイン植民地時代に持ち込まれたアクリル糸とコットン糸を巧みに編み込んだ、「モッチーラ」と呼ばれる独自のバッグには、その昔一人のワユーの女性が、一匹の蜘蛛が一晩で作り上げた巣のあまりの美しさに感動し、蜘蛛にその作り方を教わったことから始まった、と言い伝えがあります。

ワユーの伝統的なニッティング(編み物)製法は、部族の中で大切に継承され、アルティザンの家に生まれた女性は、幼少期より長老の女性にその技術を習います。巧妙な技術を要する複雑な
文様やポップな色彩はすべて、自然や動植物、そして部族の歩んできた歴史を意味しています。彼らにとってニッティングは、
自らの伝統技術の継承のみならず、代々 受け継がれてきた創造性や知恵の象徴であり、祖先への感謝の念でもあります。

ここで取り扱われるバッグは、enlaceがキュレーションしたスペシャルエディションであり、オリジナルのデザイン。一般的なワユーバッグと 少し異なります。enlaceによる洗練されたデザインとこだわり抜かれたディテールは、部族の中でもとりわけ優れた技術をもつトップアルティ ザンにより、一編みずつ心を込め、約1ヶ月かけて制作されます。美しい文様、長い時間をかけて仕上げられるマクラメ織りストラップ、幾重にも連なるユーモアたっぷりのタッセルやポンポンたち。 リラックスした遊び心と、さりげない上質感が融合したenlaceのバッグがマチュアな大人の女性の心地良い遊び心を、刺激します。